EBPocketでいろんな辞書を活用。 Wikipediaのオフライン辞書化も。
EBPocketとは?
電子辞書ビューアーソフトです。EPWINGやPDIC形式の辞書が利用できます。複数辞書の串刺し検索をはじめ、図版の表示や音声の再生も可能です。現在販売されているEPWING形式の辞書はありませんが、オークションなどで入手可能です。
フリー辞書もたくさんあり、以下はその一例です。
ベクターのEPWING辞書
ベクターにある辞書の一例 |
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PDD百科辞書 |
EDICT2 和英・英和辞書 |
CEDICT 中英(英中)辞典 |
WordNet 2.0 英英辞典+類語辞典 |
和独辞典 WaDokuJT |
Boookends
EPWING形式のウィキペディアデータがあります。私がEBPocketを利用している主な理由が、このデータを利用したウィキペディアのオフライン辞書化です。
青空WING
青空文庫のデータをEPWING化したものです。
EBPocket(iOS編)
EBPocket free
Professionalと異なり、無料版は、PDICT形式やWeb検索の非対応、複合・クロス検索不可など制限があります。串刺し検索は無料版でも利用できます。
Androidユーザーは、こちらも合わせてご覧ください。
EBPocketは 和英・英和辞書(EDICT2)が付属しているので、すぐに利用できます。無料版は画面下に広告が表示されます。
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ウィキペディア(Wikipedia)をオフラインで使ってみる。
EPWING化されたデータは、Boookendsで入手できます。画像など必要ないなら、容量の少ないライト版で良いかと思います。ファイルは2分割されているので、ダウンロード完了後に、exeファイル(Wikip_ja~.part1.exe)を実行して解凍してください。
解凍後に出来たフォルダにある[ EPWING ]フォルダを、わかりやすい名前に変更してEBPocket free/Documents/EBPocket へ移動して下さい。そうすることで、アプリ側で追加辞書を認識してくれます。辞書データの移動は、iFunboxを使用して行っています。
これでウィキペディアを、オフライン辞書として使えるようになりました。Boookendsには英語やフランス語版などもあり、同様に利用できます。以前は中国語版もあったと思うのですが、現在は見当たりません。
中国語版のウィキペディアをオフラインで使いたい方はこちらをご覧下さい。
ウィクショナリー(Wiktionary)をオフライン使ってみる。
ウィクショナリーは、ウィキメディア財団によって運営されている、オープンな辞書&類語辞典です。こちらもウィキペディアと同様にオフライン辞書として利用可能です。
Boookendsで日本語版をダウンロードしてください。他に英語版もあります。ダウンロードが完了したら、exeファイル(Wikt_ja~.exe)を実行して解凍して下さい。
あとはウィキペディアの時と同様です。解凍後に出来たフォルダにある[ EPWING ]フォルダを、EBPocket free/Documents/EBPocket へ移動して下さい。フォルダ名は、[Wiktionary日本語版]と変更しました。
調べた単語の意味や類義語の他、翻訳の項目では、その単語が他の言語でどう言うかがわかります。EPWING版は2012年以降、更新されていませんが、見出項目数は約78316語です。
「漢語」を調べた場合、日本語意味の他に、中国語(汉语,漢語)とその類義語(中文,中国话)が表示されます。他にも好久不见,爬山,手机など調べてみましたが、全てOKでした。発音記号も併記されているので、日中・中日辞書としても使えそうです。
ウィキトラベル(Wikitravel)をオフラインで使ってみる。
ウィキトラベルは、インターネット・ブランズ社が運営する、オープンな旅行ガイドブックです。
こちらもBoookendsでダウンロードできます。やり方は同様で、解凍後に辞書ファイルをEBPocket free/Documents/EBPocket へ移動して下さい。
例えば「京都市」を調べるとこんな感じです。上の画像は編集して、抜粋を組み合わせたものです。交通や食事、買い物、安宿情報など、旅行者にとって役立つ情報がたくさん掲載されています。日本だけだなく、世界各地の情報をチェックできます。ただ、ウィキトラベルのEPWING版は、2012年以降更新されていません。なので、価格やお店の情報が実際と異なる場合があります。